ノラや (中公文庫) [文庫] 内田百輭 (著)

ノラや (中公文庫)

ノラや (中公文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ふとした縁で家で育てながら、ある日庭の繁みから消えてしまった野良猫のノラ。ついで居つきながらも病死した迷い猫のクルツ―愛猫さがしに英文広告まで作り、「ノラやお前はどこへ行ってしまったのか」と涙堰きあえず、垂死の猫に毎日来診を乞い、一喜一憂する老百輭先生の、あわれにもおかしく、情愛と機知とに満たち愉快な連作14篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内田百輭
1889‐1971。小説家、随筆家岡山市の造り酒屋の一人息子として生れる。東大独文科在学中に夏目漱石門下となる。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学などでドイツ語を教えた。1967年、芸術院会員推薦を辞退。酒、琴、汽車、猫などを愛した。本名、内田栄造。別号、百鬼園(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

私訳 歎異抄(たんにしょう) (PHP文庫) [文庫] 五木 寛之 (著)

内容紹介
鎌倉幕府から弾圧を受けながら、真の仏の道を求めた浄土真宗の開祖・親鸞
その教えを弟子の唯円が「正しく伝えたい」と願って書き残し、時代を超えて読み継がれたのが
歎異抄』である。
本書は、親鸞の生涯に作家として正面から向き合い、三部作の大長編に挑んできた著者が、
自らの心で深く受け止めた『歎異抄』を、滋味あふれる平易な文体で現代語訳した名著。
ベストセラー、待望の文庫化!

『私訳 歎異抄』とは、私はこう感じ、このように理解し、こう考えた、という主観的な現代語訳である。
そんな読み方自体が、この本の著者、唯円が歎く親鸞思想からの逸脱かもしれない。
そのことを十分、承知の上で、あえて「私」にこだわったのだ。
歎異抄は、私にとってはいまだに謎にみちた存在である。古めかしい聖典ではなく、
いきいきした迫真のドキュメントである。(本書「まえがき」より)
内容(「BOOK」データベースより)
鎌倉幕府から弾圧を受けながら、真の仏の道を求めた浄土真宗の開祖・親鸞。その教えを弟子の唯円が「正しく伝えたい」と願って書き残し、時代を超えて読み継がれたのが『歎異抄』である。本書は、親鸞の生涯に作家として正面から向き合い、三部作の大長編に挑んできた著者が、自らの心で深く受け止めた『歎異抄』を、滋味あふれる平易な文体で現代語訳した名著。ベストセラー、待望の文庫化!
著者について
1932年福岡県生まれ。平壌で終戦を体験し、47年引揚げ。早稲田大学中退後、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊編』他で吉川英治文学賞を受賞。
主な著書に『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『蓮如』『大河の一滴』『他力』『林住期』『遊行の門』『人間の覚悟』『親鸞』『親鸞【激動篇】』。現在全国30数紙の新聞に「親鸞【完結編】」連載中。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
五木/寛之
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。朝鮮半島で終戦を迎え、47年に引揚げる。早稲田大学露文科中退後、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』他で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

辺界の輝き: 日本文化の深層をゆく (ちくま文庫) [文庫] 五木 寛之 (著), 沖浦 和光 (著)

内容紹介
サンカ、家船、遊芸民、香具師など、差別されながら漂泊に生きた人々が残したものとは? 白熱する対論の中から、日本文化の深層が見えてくる。
内容(「BOOK」データベースより)
サンカ、家船、遊行者、遊芸民、香具師など、山や海に暮し、旅に生きた人々。彼ら漂泊民は、既存の歴史観では顧みられることはなかった。体制の枠外に置かれた、“マージナル・マン=周縁の民”が築いた日本文化の深層とは?さらには、法然親鸞の思想、柳田民俗学が持つ意義とは?差別にさらされながらも、社会を基層で支えた人々への熱い思いと知的探究心にあふれた刺激的な対論が展開される。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
五木/寛之
1932年福岡県生まれ。生後間もなく朝鮮に渡り、1947年に引き揚げる。早稲田大学露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て1966年「さらばモスクワ愚連隊」で第6回小説現代新人賞、1967年「蒼ざめた馬を見よ」で第56回直木賞、1976年「青春の門 筑豊編」ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。小説のみならず、仏教思想を背景とした音楽、美術、歴史など多岐にわたる文明批評的活動が注目されている

沖浦/和光
1972年大阪府生まれ。東京大学文学部卒業。桃山学院大学名誉教授。専攻は比較文化論・社会思想史。これまで数百にのぼる各地の被差別部落を訪れ、伝承されてきた民俗文化と産業技術を研究。山の民や海の民の歴史にも深い関心を寄せてきた。また、国内外の辺境や都市、島嶼でのフィールドワークを通して、日本文化の深層を探る研究調査を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

瀬降り物語【DVD】 萩原健一 (出演), 藤田弓子 (出演), 中島貞夫 (監督) | 形式: DVD

瀬降り物語【DVD】

瀬降り物語【DVD】

内容紹介
【解説】
かつて(昭和10年代の末頃まで)関東以西の地方に、一般社会の人々と隔絶して、山野をさすらいながら生活を送る山の民がいた。彼らは農村近くの川原に瀬降(セブ)りという天幕を張り、箕作り、箕直しを主な生業としていた。その社会は彼ら独自のもので、他を寄せつけず、アユタチと呼ばれる大親分(オーヤゾー)を頂点に、クズシリ(国知)、クズコ(国子)、ムレコ(群子)の各親分(ヤゾー)が、各地の瀬降りを取り仕切り、その生活は、独自の掟(ハタムラ)によって厳しく規定されていた。もしそのハタムラを破るものがいれば、厳しい制裁が待ち受けていた。彼らが理想とする、誇り高き社会を守るために・・・。物語は、戦雲の色濃くなり始めた昭和13年頃を背景に、一族で群子(ムレコ)の親分(ヤゾー)と呼ばれる男とその息子を中心にして、自然の摂理には決して逆らわず、常にそれと一体となって暮らしていた山の民たちの、風俗、生活様式、儀式などを、四季の移り変わりの中で紹介しながら、大地に根ざして生きる人間の逞しさ、哀しさを格調高く謳いあげていく。
ベルリン映画祭日本代表作品 優秀映画鑑賞会推薦

【キャスト】
萩原健一藤田弓子/河野美地子/早乙女愛永島暎子光石研/斉藤喜之/内藤剛志小倉一郎/内田朝雄/林家珍平/小林稔侍/室田日出男殿山泰司

【スタッフ】
企画:本田達男/佐藤雅夫
脚本:中島貞夫
撮影:南文憲
音楽:井上尭之/速水清司
監督:中島貞夫

【公開日】1985年5月公開

J-POP ダンス&ユーロビート・カバーズ オムニバス (アーティスト) | 形式: CD

J-POP ダンス&ユーロビート・カバーズ

J-POP ダンス&ユーロビート・カバーズ

内容紹介
80年代後半のアイドルたちがカバーした、ユーロビートやダンス・ミュージックの名曲を集めました。カイリー・ミノーグ、マイケル・フォーチュナティー、ポール・レカキス、バナナラマペット・ショップ・ボーイズほかの楽曲を収録。ハイエナジーでアッツいトラック満載! 朝まで踊り明かそうぜ!!
【収録アーティスト】荻野目洋子Wink真弓倫子長山洋子森川由加里、BaBe、木原さとみ、森 恵、石井明美石川秀美レモンエンジェル、早見 優、穴井夕子、橋本実加子、勇 直子、石野陽子松本典子、和田加奈子 全18曲収録

歌詞・解説付き<収録曲/オリジナル>
1荻野目洋子:ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)/アンジー・ゴールド
2Wink:愛が止まらない -Turn It Into Love-/ヘイゼル・ディーン
3真弓倫子:アイ・ハード・ア・ルーマー/バナナラマ
4長山洋子:ヴィーナス/バナナラマ/ショッキング・ブルー
5森川由加里:SHOW ME/ザ・カバー・ガールズ
6BaBe:GIVE ME UP/マイケル・フォーチュナティー
7木原さとみ:ブギウギ・ダンシング・シューズ/クラウディア・バリー
8森 恵:東京街 (TOKIO TOWN)/サラ
9石井明美:ランバダ/カオマ
10石川秀美:LOVE COMES QUICKLY ~霧の都の異邦人~/ペット・ショップ・ボーイズ
11レモンエンジェル:第一級恋愛罪/バナナラマ
12早見 優:ハートは戻らない (Get out my life)/レディ・リリー
13穴井夕子:WE SHOULD BE DANCING/KAKKO
14橋本実加子:TOUCH MY HEART/ダヌータ
15勇 直子:BOOM BOOM BOOM/ポール・レカキス
16石野陽子:KISSまで待てない -MY WORLD-/ソフィー
17松本典子:KEEP ME HANGIN' ON ~誘惑を抱きしめて/キム・ワイルド/シュープリームス
18和田加奈子:LUCKY LOVE/カイリー・ミノーグ

メディア掲載レビューほか
1980年代後半のアイドルたちがカヴァーした、ユーロビートやダンス・ミュージックの名曲を集めたコンピレーション・アルバム。カイリー・ミノーグ、マイケル・フォーチュナティー、ポール・レカキス、バナナラマペット・ショップ・ボーイズ他、ハイエナジーでアッツいトラック満載の一枚。 (C)RS

アレルギーの9割は腸で治る! (だいわ文庫) [文庫] 藤田 紘一郎 (著)

アレルギーの9割は腸で治る! (だいわ文庫)

アレルギーの9割は腸で治る! (だいわ文庫)

出版社からのコメント
花粉症、アトピーぜんそく等など......現在、日本人は、3分の1がなんらかのアレルギー疾患を患っていると言われています。
なぜ、こんなに増えてしまったのでしょうか?
寄生虫を自分の腸で15年間も飼っていたというカイチュウ博士、藤田先生によれば、寄生虫は免疫物質に作用する特殊な分泌物を出していたそうです。だから、昔はアレルギーの子はひとりもいませんでした。
では、寄生虫を飼わなくてはいけないのか?
もちろんそんなことはありません。答えは、腸内細菌にありました。
驚いたことに、腸内細菌も寄生虫と同じようにアレルギー症状を抑える分泌液を出していたのです。
除菌、無臭など、過剰な「清潔主義」が行きすぎたせいで、現代人は腸内細菌をどんどん殺してしまっています。ウォシュレットも使いすぎればいけないし、アルコール消毒も皮膚の常在菌を殺して免疫力を落とすばかりです。
極端に便が少ない人は、腸内細菌が激減している証拠。こうした人に、アトピーや花粉症が多いのです。
本書では、アレルギーの起こる仕組みや原因を分かりやすく解説し、腸内細菌を増やすための実践的な方法をたくさんあげました。アレルギーにお困りのすべての人に読んでいただきたい本です。
内容(「BOOK」データベースより)
近年増加しているアレルギーの原因は、清潔主義が徹底した「キレイ社会」に毒された腸にあった!「ウォシュレットを使いすぎると流産・早産のリスクが高まる」「抗菌グッズは肌を荒れさせる」「水道水を煮沸して飲むと体に悪い」等、過剰な予防や間違った健康法を指摘するとともに、腸内細菌を活性化することでアレルギーを治し、免疫力を高める方法を徹底解説する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
藤田/紘一郎
1939年、中国東北部(旧満州)に生まれる。東京医科歯科大学医学部を卒業し、東京大学大学院医学系研究科博士課程を修了。医学博士。金沢医科大学教授、長崎大学教授を経て、東京医科歯科大学大学院教授を経て、同大学名誉教授。人間総合科学大学教授。専門は寄生虫学と熱帯医学、感染免疫学。1983年に寄生虫体内のアレルゲン発見で小泉賞を受賞。2000年にヒトATLウイルス伝染経路などで日本文化振興会社会文化賞および国際文化栄誉賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

アンネの日記 (文春文庫) [文庫] アンネ フランク (著), Anne Frank (原著), 深町 真理子 (翻訳)

アンネの日記 (文春文庫)

アンネの日記 (文春文庫)

商品説明
『アンネの日記』が最初に世に出たのは1947年。そして91年に、47年版でカットされていたアンネの人間味あふれる記述(鋭い批判精神や性のめざめ、など)を復活させた「完全版」が出版された。この「増補新訂版」は、98年に新たに発見された5ページ分を加え、翻訳資料をさらに徹底させたもの。まさに「アンネの日記・決定版」といえる。
イラク戦争を目の当たりにした今、本書が単なる歴史の記録でないのは明らかだ(2003年4月)。戦争に突き進む不寛容、抹殺される恐怖、惨めな状況でも楽しみを見つけようとする人々。アンネが日記に向かっていた60年前と、今日の世界とでは、どれほどの違いがあるというのか。14、5歳の少女が、ここまで世界と人間の「変わらぬ姿」を浮き彫りにしたことに驚くほかはない。「どんな不幸のなかにも美しいものが残っている。美しいもののことを考えれば、しあわせになれる」というくだりは、とくに胸を打つ。このおしゃまな少女は、他人の痛みを知るといった経験をとおして、豊かな大人の女性にまちがいなく成長したはずだ。その可能性をあっけなく、不当にも奪う戦争。『アンネの日記』は私たちの視線を、アンネの世界を越えて人間の愚かしさへと向ける。(小林千枝子)

内容紹介
アンネは両親のことをこんなふうに思っていたんだ……
自分用と公開用の二種の日記に父親が削っていた部分を再現した「完全版」に新たに発見された五頁を追加。今明かされる親への思い
内容(「BOOK」データベースより)
自分用に書いた日記と、公表を期して清書した日記―「アンネの日記」が2種類存在したことはあまりにも有名だ。その2つを編集した“完全版”に、さらに新たに発見された日記を加えた“増補新訂版”が誕生した。ナチ占領下の異常な環境の中で13歳から15歳という思春期を過ごした少女の夢と悩みが、より瑞々しくよみがえる。
内容(「MARC」データベースより)
ハリウッドスターになりたかった。恋もしたかった。性にもちょっぴり興味があった。本当は意地悪な子なんだって知ってほしかった。オリジナルの日記から復元された完全版。アンネが本当の肉声で語りはじめた。

    • このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
フランク,アンネ
1929年6月12日、ドイツのフランクフルトで裕福なドイツ系ユダヤ人家庭の二女に生まれる。1933年、迫害を逃れ一家はオランダのアムステルダムに移住し、1942年7月、姉マルゴーの召喚を機に一家は隠れ家生活に入る。ついに1944年8月4日、密告により連行されたアンネはアウシュヴィッツ、ついでベルゲン=ベルゼンに送られ、そこでチフスのため15年の生涯をおえた。1945年2月末から3月なかばと推定される。1942年6月12日から44年8月1日まで書きつづけられた日記は、永遠の青春の記録として、半世紀を経たいまも世界中の人びとの胸をうってやまない

深町/真理子
1931年、東京生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)