金賢姫からの手紙 [単行本] 趙 甲済 (著), 西岡 力 (著)

金賢姫からの手紙

金賢姫からの手紙

内容紹介

すべては一通の手紙から始まった。金大中政権発足以降、12年間もの間身を潜めざるを得なかった金賢姫が昨年、韓国の議員に出した手紙には大韓航空機爆破テロをでっちあげとし、日本人拉致被害者たちを死亡とする数々の虚偽に対する厳しい告発が綴られていた。いまも続く北朝鮮の情報操作の虚妄をあばく証言録!。

内容(「BOOK」データベースより)

二〇〇三年秋、大韓機爆破テロの実行犯、金賢姫工作員の周辺で不審な出来事があいついだ。小泉訪朝とほぼ軌を一にして展開した「金賢姫ニセモノ」キャンペーンが本格化したのだ。以来、身を隠している金賢姫氏は、二〇〇八年十月、ついに沈黙を破り、韓国の前国会議員に一通の手紙を書いた。それは、いまだに続く北朝鮮の情報操作を厳しく告発するものだった―。飯塚さん父子との面会へとつながった金賢姫氏の手紙、著名な韓国人ジャーナリスト趙甲済氏による単独インタビューを収録。面会までの日韓双方の動きを追い、「なぜ北朝鮮は生きている田口八重子さん、横田めぐみさんを“死亡”と言ったのか」という拉致問題最大の謎を、西岡力氏が解き明かす。被害者の奪還に道をひらく最重要レポート。
著者について
趙 甲済
元「月刊朝鮮」編集長。同誌編集委員。著書に「朴正熙 最後の一日」(小社刊)等
西岡力
救う会」常任副会長。東京基督教大学教授。「現代コリア」元編集長。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西岡/力
1956年、東京生れ。国際基督教大学卒業。筑波大学大学院地域研究科修了(国際学修士)。韓国・延世大学国際学科留学。1982~84年、外務省専門調査員として在韓国日本大使館勤務。現在、東京基督教大学教授。「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」会長代行

趙/甲済
1945年、日本生まれ。46年、慶尚北道青松へ帰る。釜山水産大学入学、軍隊除隊後、71年、釜山の『国際新聞』に入社、言論活動を始める。74年、重金属汚染の追跡報道により第7回韓国記者賞受賞。83年、『朝鮮日報』入社。『月刊朝鮮』の編集長時代、同誌は北朝鮮の人権問題報道により、94年、寛勲言論賞を受賞。96~97年、ハーバード大学付属ニーマン財団で研修。2001年、月刊朝鮮が朝鮮日報社から分社し、(株)月刊朝鮮の代表理事に。現在「chogabje.com」(インターネットニュースおよび出版など)代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)