私訳 歎異抄(たんにしょう) (PHP文庫) [文庫] 五木 寛之 (著)

内容紹介
鎌倉幕府から弾圧を受けながら、真の仏の道を求めた浄土真宗の開祖・親鸞
その教えを弟子の唯円が「正しく伝えたい」と願って書き残し、時代を超えて読み継がれたのが
歎異抄』である。
本書は、親鸞の生涯に作家として正面から向き合い、三部作の大長編に挑んできた著者が、
自らの心で深く受け止めた『歎異抄』を、滋味あふれる平易な文体で現代語訳した名著。
ベストセラー、待望の文庫化!

『私訳 歎異抄』とは、私はこう感じ、このように理解し、こう考えた、という主観的な現代語訳である。
そんな読み方自体が、この本の著者、唯円が歎く親鸞思想からの逸脱かもしれない。
そのことを十分、承知の上で、あえて「私」にこだわったのだ。
歎異抄は、私にとってはいまだに謎にみちた存在である。古めかしい聖典ではなく、
いきいきした迫真のドキュメントである。(本書「まえがき」より)
内容(「BOOK」データベースより)
鎌倉幕府から弾圧を受けながら、真の仏の道を求めた浄土真宗の開祖・親鸞。その教えを弟子の唯円が「正しく伝えたい」と願って書き残し、時代を超えて読み継がれたのが『歎異抄』である。本書は、親鸞の生涯に作家として正面から向き合い、三部作の大長編に挑んできた著者が、自らの心で深く受け止めた『歎異抄』を、滋味あふれる平易な文体で現代語訳した名著。ベストセラー、待望の文庫化!
著者について
1932年福岡県生まれ。平壌で終戦を体験し、47年引揚げ。早稲田大学中退後、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊編』他で吉川英治文学賞を受賞。
主な著書に『朱鷺の墓』『戒厳令の夜』『蓮如』『大河の一滴』『他力』『林住期』『遊行の門』『人間の覚悟』『親鸞』『親鸞【激動篇】』。現在全国30数紙の新聞に「親鸞【完結編】」連載中。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
五木/寛之
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。朝鮮半島で終戦を迎え、47年に引揚げる。早稲田大学露文科中退後、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』他で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)